瞬間と永遠のハードコア。

エンケン祭りに行ってきた。遠藤賢司さんの映画の公開を記念してのイベントだ。エンケンさんは吠えていた。とても静かに。
一緒に出ていた曽我部恵一バンドや銀杏ボーイズも吠えていた。いろんな方法で。

大声でシャウトしても相手が聞き取れる言葉が少なくてたった一言しか伝わらないことがあっても、その一言が相手の胸に届くのならばそのシャウトは深海魚のようにひっそりと、だが確実に相手の心に存在するようになる。
どんなに無口でもそれで相手に伝わるメッセージがあるなら、その沈黙はどんなによくできた文章よりも完成された響きを持つ。

分かりにくいとは言わせない。考える必要もなく、それは日々に転がっている。