三寒四音とはよく言ったもので。

そんな天気の真っ最中。
浮かれ気分の人たちに「頭を冷やせ」って誰かが言ってるみたいだね。おてんとさんてクールなやつだ。

季節とか、朝とか、昼とか、夜とか、人間の過ちとかみたいに半永久的なもんとして繰り返してるもんてあるよね。そこでちょっとしたきっかけで何かに気付くっていうこともある。たいていはないことが多いと思うんだけど、果たしてないとは言い切れない。夕暮れ時に夕陽に背を向けてみると、そこには自分の長い影があったり。

ふとした瞬間に気付くことって何気に自分と切り離せないことが多いので、そこでの一喜一憂ってことにエネルギーを使ってしまう。うっとおしいと思いつつも。
ほんのささいなことに腹を立てて、ちょっとしたことで大袈裟に喜んだり。
抜け目なく、身軽に、スマートに過ごす方法を求めつつ、厄介なプライドだけは捨てることができないでいる。
でも、ようやく冷静になって自分が少なくとも前を向いて、少しでも歩き出すときには愚かなふるまいも、ときには自分をあっためてくれたりする。「ケッサクだな」って。誇りに思わなくても悪くはないと思える。