初の銀座。

東京に来て初めて、つまり生まれて初めての「銀座」に現在公開中の『シルヴィア』を見に行ってきた。バイクで東京をウロウロしているとほんとに東京ってなんでも密集してるなあと思った。夜の街いくつあんねんっ!ていう感じ。銀座の街のつくりはとある街のつくりによく似ていて、そう感じると空を見上げていた。
シルヴィア・プラスという人は最近友達に教えてもらってまだ良く知らない人なんだけど、スウィンギン・ロンドン以前のイギリスに生き、(余談として)ピート・タウンゼントにも影響を与えたテッド・ヒューズという人と結婚した詩人。映画では数々の名ゼリフがあったけど、よく思い出せず。もう一度ビデオになってから観ようと思う。彼女は生と死の間に、肉体と魂の狭間に多くの詩を残した人物、ということを観終ってから感じた。彼女の魂をもう少し知りたくなった。彼女の『ベル・ジャー』という作品が読みたい。
久々に知らない街まで行ったけど、東京の道はやっぱおっかない。夜に家に帰る途中、信号で止まる車のカーナビの画面にはサッカーの「日本対朝鮮」の試合が映っていた。しかもどの車も。みんな見ながら走ってるもんだからいつもおっかない道が、なおさらおっかなくなっていた。家に帰ってテレビを見ると日本は朝鮮の試合に勝っていた。おめでとう!