愛のくすぶり。

皆さん、「愛の炎」っていう歌があるのをご存知ですか?越路吹雪さんという歌手がその昔歌っておられた歌です。あーなーたーのもーえる手でー♪という奴です。今日NHKの番組でキム・ヨンジャさんがこの歌を歌っていました。

うろ覚えだけど歌詞にこんな言葉が出てきます。

「私を燃やしてしまう 愛の炎」(みたいな)

文字で、言葉で書いてしまうとなんともあほらしい、陳腐な歌詞。でもキム・ヨンジャさんはこの歌をマジで歌っていた。というか俺はテレビに流れる彼女の歌をマジで聞いてしまった。この「陳腐な歌詞」と思ってしまうのに聞き入ってしまう彼女の「うた」。
この感じは何なんだろう?と思いました。
一緒に石川さゆりさんが出ていて、「この人、すげえきれいな声の上にとんでもなく美人や」と思った。でも、俺の場合「演歌はいい」とか「日本の心や」とかしみじみ思わないのである。とにかくときめくだけである(キモいのは承知、許せ)。

この前姉ちゃんに「あんたは老成した若者みたいや」と言われたことを思い出した。